2017/10/06

まさかのムンバイ、振り向けばガンジス

こんばんは。
わたしも日記を楽しみにしているラポラーの一人なので、溜めてしまってとっても申し訳ないです。
日記の番人の一人が沖縄で愛のバカンスを楽しまれていた隙に溜めちゃいました、てへぺろ。

遅れて申し訳ないので、珍しくたくさん書きました。
暇つぶしにどうぞ!




トサーのはるかしか知らないあなたへ自己紹介。
3年目アタッカーの小野遥です。
現ラポラー唯一の理学部の生物科学科で生物学を専修してます。
森田のゆうと待ってるよ~
そんなにGPAいらないけど楽しいよ、推せる先生もたくさんいます。


普段は自然とおいしいもののことを考えて清純派女子大生をしています。
好きなことはたくさんでこれって言うのが難しいけど、今の趣味はもはや接客。


あと"色"と"人の名前"が好きということを日記に書こ、とずっと思ってたけど、この気持ち伝わるでしょうか。
みたぱんのお母さんの気持ちになってみたぱんの弟くんの名前を一発で当てたこともあったけど、ゆうしのお母さんの名前は当てられなかった…
ももかは既にゆうしのお母さんの名前を知っていて、なんだかどきどきしました。


将来の夢第2位は家具職人、第3位はTOKIO幻の6人目メンバーになること。
わたしも鉄腕DASHに出てお金もらいたい!最高!(函館のゆみとあすかさんの口癖)


最近はよく寝ている人、運転が危ない人、おハムさんという先輩となかよしの人、などサークル内の風評被害がひどいので、一年生には偏見を捨てて接してもらいたいです。
うん、よく寝るのはそろそろ風評被害でもなんでもないって自覚はあるけど…

とにかく一年生と遊びたい気持ちでいっぱい!!!遊ぼ!!!!
家にもどんどんみんなを呼びたいのに。



そんなこの頃はすっかり肌寒くなりはじめ、ケーブルニット(大好き!)を着ている人を遂に街中に見かけました。
しんごさんは街中の人々の服装は全く目に入らないようで、「人のこと全然見ないし、見ても(かわいい女の子の)顔しか見てない」と言っていたことが記憶に新しいです。
そういうところですよ。

この季節になると毎年言ってるけど、冬季に男子はケーブルニット(大好き!)さえ着てればモテます。
ゆかさんも心から同意してくれてたので、間違いない。

タートルネックも素敵だけど多少人を選ぶのでラウンドネックが無難。
ボルドーなど赤系統のものも素敵だけど、どことなく軟派な印象を与えがち。
そう、つまりしろうは白のケーブルニット(大好き!)着よう、彼女への近道。



さて、ニットの季節が来る前に、楽しかった夏休みのお話をします。
今夏は2週間ちょっと、道東斜里の小清水という場所のユースホステルでお手伝いをしていました。
基本的なお仕事は料理の配膳や部屋の掃除、ベッドメイキングなど簡単なもの。
癖のつよいオーナーさんと罵倒し合いながら(愛情表現)、日本で俳優になりたい夢を持つオーストラリア人と一緒にお手伝いしてました。

田舎だけど鳥に囲まれた素敵なところでした~
オーナー夫妻とその子供たちの暖かい家族っぷりにきゅんきゅんでした。
でもオーナーの癖はすごい。


そして帰札してからは女の子とおでかけする日々。夜はアルコールとなかよし。
減量宣言中にもかかわらずさすがに飲酒の頻度に反省して、はじめて飲みの場でソフトドリンクを貫いたこともありました。


夏休みの締めくくりは、なんと言ってもインド・ネパール旅行。
私のハニーと二人で行って来ました。
二人で去年は北欧行きたいね~と言いつつ屋久島に行き、今年は遂に海外!
正直、いろんな意味でめちゃめちゃだったこの旅行は彼女以外の女友達とは行けなかったと思います。ラブ。

うん。なんでインド?という声、たくさん頂きましたよ。
ええやんインド、ええやんネパール。




そこのあなたの気になるインド事件簿・ネパール旅行記、ダイジェストでお送りします。








まずはインドの首都デリーに降り立った直後、自称ヨガインストラクターのおじさんの善意に甘えた結果、気づかぬうちによく知られた旅行会社の名を語る偽旅行会社のオフィスへ。
物腰の柔らかなスタッフAmitとの闘いの末、一人¥20,000ずつのアーグラーへのタージ・マハルツアーを組まされてしまいます。

連れてきてくれたおじさんの善意とはなんだったのか?

この旅行会社が手配したツアーの車の運転手Pramodも信用できるはずがありません。

私達はアーグラーにきちんとたどり着けるのか?デリーに帰って来れるのか?

21歳と20歳、丸腰の女二人の無力さを痛感しながら、アーグラーまでの片道3時間、不安と緊張感でいっぱいでした。
疑いすぎても身動きが取れずしんどい、信じすぎてもそこにつけこまれてしまう。
自分の信念と生き方を全否定されたような気分でした!大げさに聴こえるかもしれないけど。



タージ・マハルはとってもきれいでした。シンメトリーと大理石の白が本当に美しい。
今まで見てきたどの建造物より美しいと言い切れます。
王様が第3王妃のために建てた愛のシンボル、らしい。

でもこの時手配されてたガイドさんのことも疑いたおしてたし、車内でも瞳孔開きっぱなし、精神張りつめっぱなしでめっちゃくたくた。
結局運転手Pramodは良いおじさんだった。

インドでは良い人だった、というのは別れてから分かるものでした。



予定になかったタージ・マハル見れたから¥20,000くらいまあ…って思うしかないんですが、今回二人でツアーに支払った¥40,000、インド通貨では20,000ルピー以上。
旅行前に観たインド映画『All Is Well』で、ファルハーン君の家の月収は確かそんなもんだったような記憶。

彼の家は貧しかったですが、そんな一家の月収分の代金を一度のツアーに…って、恐ろしい。




翌日はバラナシ。みんな大好きガンジス河!
夕方に訪れた際の第一印象はおっきな河。以上です。


川岸には立派な高い建物がずーっと先まで並び、素敵だ!って言いながら写真いっぱい撮ってたけど、全部歴史的建造物ではなく、ゲストハウスなど観光客向け施設だと聴いてとても興ざめ。
聖地ガンジス河は今やただの観光地に成り下がっているという話を聴いて複雑な気持ちに。


ガンジス河にはたくさんの"ガート"と呼ばれる階段状の河へのアプローチが存在し、その中でも是非訪れてほしいのがマニカルニカー・ガート。
いつこのガートを訪れても、ここでは人々の火葬が執り行われています。
組まれた薪の上に体を布で巻かれた遺体を載せ、儀式ののちに火がつけられます。
河の畔で顔の見える遺体が燃える様を遺族、ガートに腰かける現地人、通りすがりの人々、観光客が見守る異様な光景です。

儀式を見つめてるうちになんとなく、インドの価値観が腑に落ちた気がします。

ある面では、日本よりも窮屈じゃなく生きやすい国なのかも、と思いました。
ある面ではね!!!


はじめは夕方に訪れましたが、ガンジス河は朝に訪れるのが至高です。
通勤前に一沐浴、なんて姿もたくさん見かけ、ガートの市場も活気があります。
神聖な河という自然と人々の生活がまさに一体になっている姿に、なんだかうらやましい気持ちに。


朝日をきらきら反射するガンジス河を見つめながらガートでチャイを飲むって、ほんとに最高の朝でした。

あと野生のオウムもいるよ。




次の一大イベントは陸路による国境越え、いざネパール!


まずはバラナシからゴーラクプルという都市への電車移動。
基本的に観光客は寝台席を取るのですが、どの席もいっぱいで2Cという一番下の等級の座席を取る。
寝台席と比べて1/10の破格の切符代、指定席でなく一般市民がきゅうきゅうで乗る普通車、治安は当然よくないという前情報から、ポジティブが自慢の私たちもまたもや不安いっぱい。


この電車を逃せない私たちは遅延・ホーム変更への不安にも怯えながら、ホームのお兄さんや物売りのおじさんに助けられ、無事乗車。

最悪の想定よりはましだったけど、案の定きゅうきゅう。
バックパックをおしりに敷いて通路の床に押し込まれる。

他の乗客ともとっても距離が近いので、警戒せざるを得ない状況です。
絶対に寝ないようにしよう、と字数指定しりとりをしたり、ばたばたしていてろくに食事を取ってなかったのでバス・スタンドで買ったクッキーを食べたり。

ちなみに、お土産で配ったクッキーはこのクッキーです。Good Day。
ネパールでも見かけて買ってしまったのでした。

アーグラーまでの車内に次ぐ第2次極限状態の中食べた思い出のクッキー。


英語の達者な乗客とお話ししたり、席を譲ってもらったりと乗客が減っていくにつれてどんどんと平和な環境に。
意味の分からない長時間停車、遅延、乗換騒動などに怯えながら、9、10時間近い電車の旅が終わりゴーラクプルに到着。

チェックシャツのお兄ちゃんにはとても助けられました、ありがとう。




ゴーラクプルに到着したのが夜23:00前。

一泊して翌日に国境の街スノウリへ向かう予定だった私たちは、ゴーラクプル駅の南口に宿と屋台が並んでいるとの情報をもとに、南口へ。
全ての宿を当たりますが、なんとどこも「No room」。
大荷物持って観光客丸出しの夜のインド、しかも居心地の悪い雰囲気、漂う身の危険の予感。


くたくたで着いたもののどうしよう…と途方に暮れているところに「スノウリ!スノウリ!」の声が。
なんとスノウリ行きのバス!
立ち止まっているのが怖く、一刻も早くネパールに近づきたかったので考えなしに乗車します。
この時バスと出会えなかったら、夜のゴーラクプルをどう過ごしていたのか。めっちゃこわい。


スノウリ行きのバスは男性客しかいない、その上発車前に数人が運転席の方に詰め寄り何やら大声で怒鳴りたてるイベントが何度も起き、またもや不安にさせてくるインド。
エキサイティングが止まりません。



発車後は私たち、爆睡でした。
荷物守らなきゃ、とか思ってたけど疲れてそれどころではなかったし、起きたら平和にスノウリ。


スノウリに着いたのが夜中の2:00すぎ。

バスの運転手がイミグレーションオフィスの職員を叩き起こしてくれて、まさかの丑三つ時に出国。
ここからネパールとの国境、いわゆる"スノウリボーダー"へと歩いて行きます。


国境への道はあまり太くない一本道。
年季の入った建物が隙間なく並ぶ圧迫感、ちらほら停まっている巨大な車、まばらな街灯の明かりの中急に姿を現す人影。

"世紀末感"という言葉がぴったりの光景だったのですが、私たちは不思議と国境を越える高揚感でいっぱい。

夜中の2:30、国境を目前に暗い一本道から見上げる星空がとってもきれいでした。
馴染みのあるオリオン座に安心する日が来るとは。忘れられない光景です。



ネパールに入ってからは本当に急にほっとしました。
人の密度が少なくて穏やかに見えるし、チベット系の人々もいるため平たい顔族の私たちもあまり物珍しい目でも見られない。
街中にクラクションの音も鳴り響いていない!


またどきどきしたこともありましたが、おいしいもの食べて観光して買い物して、ネパールではいわゆるふつうの旅行、をしたような気がします。
スパイスの効いたチベット料理がまたおいしいの!



首都カトマンズでずっと過ごしていたので、チトワン国立公園で動物を見たり、ヒマラヤの山々を見たり登ったり、ということはしていません。
ので、ネパールは絶対もう一回行きたい。



そしてそんなカトマンズでの日々で印象的だったのがやはり"朝"と"ダルマシャーラ"。
至る所に寺院のあるカトマンズでは、毎日の日の出の頃に市民がお祈りをしています。
私たちも少し倣ってお祈りしてみました。


お祈りが終われば広場や道でものすごい数の市場が開かれ、朝から活気溢れる凄い光景。
カトマンズの住宅街は美しくどこかわくわくさせてくれる、それでいて広場や寺院と調和した素敵な街並みなんです。


ハニーは建築専攻、私も建築や景観・都市環境などかなり興味のある分野なので、札幌の古本屋で見かけたカトマンズの建築に関する本を購入、予習してカトマンズ入り。
歴史の中で築かれた、独特ながらとても居心地の良いカトマンズの景観について、という視点からカトマンズを見れたこともとてもよかったなと思います。


"ダルマシャーラ"とは"縁側"のような建造物のことで、人々の公共休憩所のようなもの。
広場や小道など、街中の様々な場所にダルマシャーラを見かけますが、なぜかその存在に安心してしまいます。

ダルマシャーラは人々の憩いの場でもあり、自然と人々が集う"縁側"を街中に取り入れているカトマンズは本当に魅力的に映りました。暖かい町だという印象。

出国が惜しまれ、札幌でも縁側でチャイ飲んでたいって気持ちしかなかった。





どきどきしたこともたくさんあったけどとっても楽しい旅行でした。


どちらの国も印象的なのが朝の風景。
日本とは異なる宗教という背景がありますが、朝から神や自然に祈りを捧げ、澄んだ心で一日を始めるって素敵な習慣ですよね。


市場の活気に元気をもらって、縁側でチャイを飲みながらおしゃべりしたりして。
日本でも朝をゆっくり大事に過ごしていたいなと思いました。


ということで、大事な朝…あさに回そうかなと思ったけど、やっぱり最近おうちを訪ねがちのしほさんに回したいと思います。
お土産にインド料理パパドを買ってきたので、今しほさん家に行けば振舞ってもらえるかも。

自分の生き急ぎ企画を後輩に考えてもらうのはやめた方がいいかなと思いますよ!

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