18期⑨

拝啓

ラポラの皆様

私は今埼玉県にいます。

おはようございます。M2の柴田です。

ポジションはサーバーです。

法学部でした。一応自己紹介を。

こんな幽霊部員が2日も日記を貯めてしまって申し訳ないです。きっと皆さん、大トリのさとみの日記が早く読みたいでしょう。反省。

さて、まずは感謝を。先日は素晴らしい追いコンを企画・運営してくださり、本当にありがとうございました。また、アルバムを拝読させていただきました。自分はここ2年ぐらいほとんどラポラの活動に参加できていないので、関係性が薄かった人、会ったことない人も多かったと思います。ちゃんと書いてくれて感謝です。

メッセージを見て、自分が無意識にやったことや、自分が覚えてないことでも、相手は覚えてることは多いんだなーと思いました。なんか、背筋が伸びますね。

例に習って

1.近況

2.ミニ振り返り

3.メッセージなど

という典型的な構成で書きたいと思います。

俺の事知らねーよって人は最後のメッセージだけでも読んで帰ってください。暇な人は全部読んでくれよな。

1.近況

さて、私は1週間前から、埼玉県で研修に勤しんでいます。

これは試験に合格し、弁・裁・検になろうとする人が必ず受けなければならない、約1年間の研修的なものです。

さて、何をやっているかというと、基本座学です。現役の実務家の授業を受けてます。学生生活が終わったと思ったら、学生生活が始まりました。

しかも、クラスあります。日直をあるらしいです。お昼休みにみんなで自己紹介もしました。大学というより高校です。あれ、退化してる？

このように学生生活も終わり、ついに社会人との気持ちではいましたが、とっても暇です。9時50分開始、遅くとも16時50分には帰宅できます。昼休憩1時間。実働6時間。ホワイト企業すぎい。

巷では、この研修は、｢人生最後の夏休み｣｢受験生が勉強で失った青春を取り戻す期間｣、なんて言われてます。いつまで夏休み続くんや。

研修所にはサッカーグランドがあり、元気な若者が授業後にサッカーや野球をしています。連日飲み会を開いてる人もいるとか。

一方私は、寮に閉じこもるか、夜中に散歩するかです。陰キャすぎい。さて、こんな私がこの1年で青春を取り戻すことができるのか。次回作に乞うご期待。

さて、そんな人生の夏休み、ハメを外しすぎてしまう人も毎年いるらしく、様々な痴態醜態の都市伝説があります。

恋愛関係のいざこざからストーカー化した人がいたとかいないとか。酒の席で公然とわいせつ行為に及び、罷免された人がいたとかいないとか。朝起きたら寮の廊下に汚物が撒き散らされていたとかいないとか。アル中で寮に救急車が出動したとかしないとか。

これ以上はやめておきましょう。あくまで噂です。

近況はこんなもんで。

2.ミニ振り返り

さて、こんな感じでいつも通りの近況報告日記で終わりたいところですが、そうもいかないみたいですね。

なんか最近誰かから聞きました。人間が、他の動物と違うところは、｢今ここにはないことを想像する力｣だそうです。今ここにはない過去や未来、今ここにはない出来事、今ここにはいない人を想像して、会話する事が出来る。それは人間だけの能力らしい。だから人は発展したらしい。知らんけど。

あとこの前授業で聞きました。｢欧米は、何百年も前から、過去の出来事・裁判が、文書に記録され、蓄積・保存されている。膨大な量の記録がある。これに対して、日本には明治以前の記録がほとんどない。過去にどんな事件があって、どんな判決がされたか何も分からない。日本には記録に残す文化がないんだ｣と。まぁ、知らんけど。

このラポラ日記という伝統を始めた先輩方は偉大だと思います。それぞれの過去の経験を伝え、記録し、受け継ぎ、未来へ発展させることができる。自分もラポラ日記を読むのが好きでした。諸先輩方の追いコン日記には学ぶことが多かったし、モチベーションもあがりました。

正直、｢ここ2年間全く練習行ってないやつが、どんな顔して追いコン日記書けばいいねん。｣って思ってるので、近況報告だけでやめたい気持ちもあります。

ただ、自分にも、その経験を伝える責任があると思うので、少し追いコン日記っぽい内容を書いていきたいとおもいます。

といっても、自分も記憶力ノミレベルなので、ミニ振り返りでお願いします。みんなみたいに出場した試合や遊びを網羅的に振り返ることはできないっす。

1番印象に残ってる試合１個

1番印象に残ってる遊び１個

総括

でお願いします。

・1番印象に残ってる試合

2年目の時の秋学予選のvs函館Cです。

レグメイトは、けんや、ゆうすけ、りゅうと(みんな知らないと思うけど、全員同期)の4人レグでした。

悪い意味で記憶に残ってる試合です。最悪の思い出です。なぜかというと、この試合3回しかサーブが入らなかったからです。たった3回です。この当時は、21点先取の2セット先取だったので、多分30回くらいサーブを打つ機会があったはず。それで、3回。他は全部ネットに引っ掛けるか、コート外。今考えてみると恐ろしい。試合中よく分からんくなって、なんか色々フォーム変えてやってた記憶ある。

多分みんなメンブレする試合多々あると思いますが、これより酷いことはないと思うで、気を強く持ってください。

レグの3人には本当に今でも申し訳なく思ってます。ほんとにつまんなかったと思います。

さて、この試合を含めて振り返って、今思ってることが2つあります。

1つ目が、自分はずっと｢勝てる｣サーバーじゃなくて｢すごい｣サーバーを目指してしまっていたなーということです。

自分は、しょうさん(2個上のサーバー、強化指定にも選ばれてたすごい先輩)が、新歓のデモや練習でバンバンエースを取ってるのを見て、セパを始め、サーバーになりました。

なので、速いサーブでエースを取って試合の流れを変えることができるエースサーバーになりたいという思いが強かったです。

そのため、特に最初の１,２年は、サーブの威力をあげることに固執しすぎて、サーブの率を上げることや、緩急、打ち分けなどを蔑ろにしていたと思います。その結果が、悪い形で出てしまったのが、この試合だと思ってます。

その後は、フェイントの練習をするなど、違う方法も模索しましたが、結局最後までエースサーバーになりたいという理想に固執していた気がします。

理想と現実の折り合いをうまくつけれなかったなーと思うし、これはレグメイトとかよりも自分のやりたいことを優先する自己中心的な考え方でもあると思っているので、自分のサーブへの向き合い方をすごく反省しています。

2つ目は、メンタルの弱さを、都合のいい言い訳のように使ってしまっていたことです。

よく言われますよね。サーバーはメンタルが大事だと。確かに、サーブの瞬間は、周囲が静かになって周りみんなの視線がサーバーに集中する。外したら負けという場面も多い。そりゃあ、メンタルは大事です。

ただ、1.2年生のころの自分は、｢メンタルが弱いせいで、試合でサーブを外してしまう。大事なところで決めれない。｣と思い込んでいましたが、今思えば、そもそもメンタル以前に、技術が全然足りてなかったと思います。てか、そもそも練習でも外しまくっとるやん。練習から安定感なかったやん。｢メンタルが弱い｣ことを言い訳に、無意識に楽をしようとしていたのではないか、無意識に現実から目を逸らしていたのではないかって思ってます。

振り返ると、試合になったらサーブを外してしまうのが、メンタルのせいなのか、そもそも技術面で足りない部分があるせいなのか、よく考えるべきだったなーと反省してます。当たり前ですよね。

前に読んだ漫画でかっこいいおっさんが言ってました。

｢僕はね、あらゆる要素が下振れした時に出る最低限の結果、それを『実力』って呼んでる｣って。

本当にその通りだなーっておもいます。

んー、なんか暗くて、つまらないし、よく分からん日記になってきてないか。うん。試合の振り返り終わりっ。

・印象に残っている遊び

2年目の時に行った、日高のブリッチスウィングです。

メンバーは、もりゆうさん(2個上トサー)、こころさん、みきおさん、あやは(同期トサー)でした。

ブリッチスウィングは、簡易的なバンジージャンプみたいで面白かったです。おすすめです。あやはが大号泣してたの今でも覚えてる。

他にも、紅葉見に行ったり、心霊スポットの平和の滝行ったり盛りだくさんでした。終始平和な雰囲気のドライブでなんか楽しかった記憶があり、なんか分からないけど印象に残ってます。

先輩方にはたくさん遊んでもらった分、後輩にあまり還元できなかったことも心残りです。

・総括

まず、セパタクロー人生を総括して、後悔してます。声を大にして言わせてください。後悔してます！

もっとセパ上手くなりたかったし、サーブもレシも上手くなりたかった。もっと大会出たかったし、勝ちたかった。ヒリヒリする試合をしたかった。もっと、ラポラの人と遊びたかった。

てか、コロナや試験勉強のせいで、6年間でトータル2年半くらいしかセパしてない気がする。もっとセパしたかった。

試合で結果を残すこともできず、しかも最後の2年間は全く練習に行かず先輩らしいこと何もできなかったので、ラポラに何も貢献できてないなーと申し訳ない思いでいっぱいです。

自分は、練習に行くなら上手くなるために練習したいって気持ちがあったので、｢練習行くなら週3.4で行きたい。週1でしか行けないなら、全く行かない方がいいかな｣って思って、最後2年間はフェードアウトしてしまいました。違う選択肢もあったかなっておもいます。

違う選択をしてれば、もっと上手くなれたのではないか、大会で勝つという経験もできたのではないか。みきおさんやてっぺいさんの姿を見て思ってました。大学院等に行って忙しい中でも、本気でセパに向き合ってた先輩方や同期はほんとにすごいと思います。

少しでも練習行ってれば、今の1.2年目とも仲良くなれたかな、仲良くなりたかったなって思ってます。

ただ、｢セパタクロー人生｣って観点では、後悔ばかりですが、｢6年間の学生生活｣という観点では後悔はありません。心配しないでください。この2年間ラポラを離れ、他のことに全力を尽くすという選択をしたことで、得られた結果や経験、出会えた人がたくさんあります。

自分は、｢セパタクロー人生、ラポラ生活に後悔はありません｣といって、卒業していく先輩の姿をたくさん見てきました。ぜひ、後輩たちには、自分と違って、後悔なく卒業していってくれたらいいなって思ってます。

3.メッセージなど

自分にしては、意外とたくさん書いた気がする。最後にメッセージなどなどで締めたいと思います。

・伝えたいこと

自分は結果も残してないし、練習も行ってないので、セパタクローについて伝えれることはありません。それについては、情けないけど、他の同期や後輩におまかせしたいと思います。

セパタクローというよりも、学生生活？人生？とか総合的な観点で、伝えたいことを一つだけ書き残しておきたいとおもいます。

それは、ぜひ学生のうちから親孝行をして欲しいということです。

実は、自分は、1年半ほど前に、母親を急病で亡くしました。このことは、ラポラの人には誰にも言ってない気がします。基本的に人には話さないようにしていました。

あまり詳しくは書きませんが、自分がその時に感じたことは、悲しいや、寂しいとかではなく、後悔だけでした。

まだ学生だから、社会人になったら親孝行しようと思って、自分は何も親孝行らしいことをできていませんでした。なんて愚かなんでしょう。本当に急な出来事だったので、感謝の言葉1つも伝えることができませんでした。

なので、何も親孝行できなかった、たくさん貰ってきた恩を何も返せなかった、ありがとうの一言も伝えることができなかったと、後悔の思いでいっぱいでした。今も後悔しています。

みんなには自分のような後悔をして欲しくないと思い、あえてここで書かせてもらいました。

それぞれ家庭環境や事情も違うと思うので、押し付けることはできません。

ただ、もし親孝行したいなって思っている人がいるのであれば、学生のうちから、可能なら今から、ぜひしてあげて欲しいなって思ってます。ありがとうと一言伝えるだけでいいと思います。すでにやってるよって人はすばらしいと思います。ぜひ続けてください。

また、もし何か特別なことができなくても、ぜひ家族と話す時間を作ってほしいです。一人暮らしの人は、もし可能ならたくさん帰省するといいかな。自分は母親ともっと色んなことをお喋りしとけばよかったなと思っているので。

伝えたいことは以上です。いやーなんか後悔しか書いてない気がする。全然そんな暗い感じじゃないんで、心配しないでください。

最後に、先輩、後輩、同期にメッセージを。卒業した同期にはメッセージカード書いてるから、さとみとふみやだけでいいかな。

・先輩への感謝

練習ではセパタクローについて様々なことについて指導してもらい、遊びもたくさん誘っていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。先輩方のおかげで、セパタクローを好きになれたし、ラポラを好きになれました。

・後輩への感謝

幽霊部員なのに、時々練習に行った時や、時々ラポラの遊びに行った時など、自分を受け入れて輪の中に入れてくれたこと本当に感謝しています。追いコンでも話させてもらいましたが、自分の好きなラポラの雰囲気、ラポラらしさは確実に受け継がれてると思います。ありがとう。

・さとみ

さとみのこと嫌いな人ってこの世に多分いないよね。自分の持っているものを惜しみなく他人に分け与えることができる、人のために労力を惜しまず尽くすことができる、そんな優しいさとみだからこそ、さとみの周りにはいつも人が集まって来るんだと思います。同期旅行の計画とか毎回やってくれてた気がする。

そして同期が誰もいないなか、最後までセパタクローを続けたさとみはすごいと思う。1年生の頃からコツコツ練習を続け、1歩1歩階段を登るように成長していったさとみのこと尊敬してます。

また、自分が練習行かなくなった後も、さとみが時々遊びに誘ってくれたおかげで、自分はラポラの一員であり続けることができました。ありがとう。

青森で待ってるので、ぜひ次の同期旅行は青森のねぶた祭りでお願いします。

・ふみや

ふみやが知らないって言ってるところ聞いた事ない気がする。なんでも知ってる。麻雀やポーカー、筋トレなど、様々なことに興味をもって、その全てに本気で取り組んでいるふみやはすごいと思います。それだけ様々なことを経験してるからこそ、器が大きいんだと思います。ふみやって人のこと否定しないもんね。ふみやがいると安心感レベチ。運転上手いし。

セパでは、同期サーバーが多いから4人レグで一緒に出ること多かったから、たくさん迷惑かけた気がする。本当は1人ででたいけど、実力が足りなくて4人レグになってしまうことに、悔しい気持ちやもどかしい気持ちを、自分と同じように感じていたんじゃないかなーって思ってる。ふみやと吉野と3人でもっと切磋琢磨できたらよかったね。

あと、ここ半年の間で、さとみとふみやと3人で、何回か飲みに行ったりタコパしたりできたの、なんか嬉しかった。正直学部生の時は、この3人で遊ぶことがあるとは思ってませんでした。3人でいる時の、穏やかな雰囲気好きでした。

自分も1年後東京に行くので、ぜひ定期的に同期会しましょう。吉野とちなつは頑張って東京に来てください。

以上です。ここまで読んでくださった方ありがとうございました。

最後になりますが、私はラポラという団体が、そして、そこに集った皆さんのことが大好きです。6年間自分にとっての居場所であり続けてくれてありがとうございました。また、どこかで会いましょう。

2025年3月27日

ラポラ18期 

柴田